読書な日々?
『狭衣物語』を読みながらイライラし、ハリポタを読み返してニヤニヤしてます。狭衣むかつく。そしてロンハーが好きだー!!
拍手ありがとうございますm(_ _)m
続きはかなりどーでも良いです…
おかしい。と、ジャン・ハボックは思った。
夕飯を食べに行くがお前もたまには来るか?と誘われた。メンバーは上官であるロイとその親友のヒューズと副官のリザで、気心の知れたメンバーに気楽さと気安さのままに二つ返事で承諾した。
だが――
半個室の広くはないテーブルの上には、ウィンナーの盛り合わせやサラダ、パスタ、チーズポテトなど旨くて馴染んだ皿が所狭しと並び、酒の入ったグラスが4つ、落ちないように置かれている。
ハボックの隣はヒューズで、向かいはリザ、その隣はロイ。それは別に良い。
問題がいったい何なのか解らない。
馴染みの店らしく、ロイとヒューズがすらすらと注文を取った。それは良い。慣れた手付きで来た料理をリザが盛り分けた。それも良い。
ただそのときおかしかったのは、ロイの皿に明らかに多めに盛ったくせに自分の分を盛り分けなかったこと。それをハボックが指摘する前に、運ばれた飲み物で乾杯が始まり、ささやかな酒宴が始まった。
そして謎は全て解けた。ちまちまと、ハボックの目の前で、2人が一つの皿の料理を分け始めたのだ。
「美味しい?」
ひどく優しい笑顔で男が問い掛ける。
「はい…とても」
ひどく幸せそうな笑顔で女が応える。
見ていられない。ポカーンとした表情で固まっていたハボックは、助けを求めるべく横を向く。と。
「じゃーんじゃじゃーんっ」
何かが顔の直前までに突きつけられた。
「今日はせっかくのゲストであるハボック少尉のために、厳選されたマイリトルエンジェル・エリシアちゃんのすぃーとできゅーとでちゃーみんぐなメモリーを出血大サービスするぜっ!!」
ヒューズのカバンからは、魔法のように次々とアルバムが飛び出して来る。ナイアガラの瀑布のように、凄まじい勢いで愛娘自慢が開始される。…溜まっていたらしい。
「大佐、これ食べました?」
「んー?まだ。食べさせて」
「もぅ…あーん」
「あーん」
目の前の恋人同士は、洪水のような親バカトークは最早耳に入っていない…あるいはそれすらも2人にとってはロマンチックなBGMなのかもしれないが…様子で、人目もはばからずいちゃいちゃしている。隣のヒューズは、壊れたラジオのように止まることなく語り、ファルマンも真っ青の記憶力でアルバムを繰り、蒐集家のようにうっとりと酔ったような瞳で思い出に浸る。
ハボックは心中で自問自答した。それは、「いったい自分は何で此処にいるんだ?」「いったい自分は何をしているんだ?」更にはもっと人間の本質的な問い――「俺っていったい何なんだ?」といったものだった。
恐らくヒューズは、聞き手の存在は最早関係ないのだろう。ただ語りたいだけなのだ。さらに言えば、目に映るのは娘の写真だけだろう。
そして目の前の2人は、ただいちゃいちゃしたい、それだけなのだ。
語りたいから語る。いちゃいちゃしたいからいちゃいちゃする。素晴らしいまでに単純明快だ。其処に果たして、他者の存在や介在は必要だろうか?
明らかに必要ない。ハボックは自分が空気になるあるいは背景に溶け込むという技を完全に獲得したことを自覚した。
「エリシアちゃん…何でこんなに可愛いんだろう…去年の8月7日にプールに行ったときは……」
「リザちゃん、口にソースが…ああ、取ってあげるよ」
ヒューズが写真の中のエリシアに涙しながらキスを送った。ロイがリザの口元にキスをして、ぺろっとソースを舐めとると、リザが頬を染めた。
どうでも良い。
ハボックは1人黙々と飲み、かつ食べた。
その後、ロイ・リザ・ヒューズの食事に加わる猛者は現れなかったと言う…
拍手ありがとうございますm(_ _)m
続きはかなりどーでも良いです…
おかしい。と、ジャン・ハボックは思った。
夕飯を食べに行くがお前もたまには来るか?と誘われた。メンバーは上官であるロイとその親友のヒューズと副官のリザで、気心の知れたメンバーに気楽さと気安さのままに二つ返事で承諾した。
だが――
半個室の広くはないテーブルの上には、ウィンナーの盛り合わせやサラダ、パスタ、チーズポテトなど旨くて馴染んだ皿が所狭しと並び、酒の入ったグラスが4つ、落ちないように置かれている。
ハボックの隣はヒューズで、向かいはリザ、その隣はロイ。それは別に良い。
問題がいったい何なのか解らない。
馴染みの店らしく、ロイとヒューズがすらすらと注文を取った。それは良い。慣れた手付きで来た料理をリザが盛り分けた。それも良い。
ただそのときおかしかったのは、ロイの皿に明らかに多めに盛ったくせに自分の分を盛り分けなかったこと。それをハボックが指摘する前に、運ばれた飲み物で乾杯が始まり、ささやかな酒宴が始まった。
そして謎は全て解けた。ちまちまと、ハボックの目の前で、2人が一つの皿の料理を分け始めたのだ。
「美味しい?」
ひどく優しい笑顔で男が問い掛ける。
「はい…とても」
ひどく幸せそうな笑顔で女が応える。
見ていられない。ポカーンとした表情で固まっていたハボックは、助けを求めるべく横を向く。と。
「じゃーんじゃじゃーんっ」
何かが顔の直前までに突きつけられた。
「今日はせっかくのゲストであるハボック少尉のために、厳選されたマイリトルエンジェル・エリシアちゃんのすぃーとできゅーとでちゃーみんぐなメモリーを出血大サービスするぜっ!!」
ヒューズのカバンからは、魔法のように次々とアルバムが飛び出して来る。ナイアガラの瀑布のように、凄まじい勢いで愛娘自慢が開始される。…溜まっていたらしい。
「大佐、これ食べました?」
「んー?まだ。食べさせて」
「もぅ…あーん」
「あーん」
目の前の恋人同士は、洪水のような親バカトークは最早耳に入っていない…あるいはそれすらも2人にとってはロマンチックなBGMなのかもしれないが…様子で、人目もはばからずいちゃいちゃしている。隣のヒューズは、壊れたラジオのように止まることなく語り、ファルマンも真っ青の記憶力でアルバムを繰り、蒐集家のようにうっとりと酔ったような瞳で思い出に浸る。
ハボックは心中で自問自答した。それは、「いったい自分は何で此処にいるんだ?」「いったい自分は何をしているんだ?」更にはもっと人間の本質的な問い――「俺っていったい何なんだ?」といったものだった。
恐らくヒューズは、聞き手の存在は最早関係ないのだろう。ただ語りたいだけなのだ。さらに言えば、目に映るのは娘の写真だけだろう。
そして目の前の2人は、ただいちゃいちゃしたい、それだけなのだ。
語りたいから語る。いちゃいちゃしたいからいちゃいちゃする。素晴らしいまでに単純明快だ。其処に果たして、他者の存在や介在は必要だろうか?
明らかに必要ない。ハボックは自分が空気になるあるいは背景に溶け込むという技を完全に獲得したことを自覚した。
「エリシアちゃん…何でこんなに可愛いんだろう…去年の8月7日にプールに行ったときは……」
「リザちゃん、口にソースが…ああ、取ってあげるよ」
ヒューズが写真の中のエリシアに涙しながらキスを送った。ロイがリザの口元にキスをして、ぺろっとソースを舐めとると、リザが頬を染めた。
どうでも良い。
ハボックは1人黙々と飲み、かつ食べた。
その後、ロイ・リザ・ヒューズの食事に加わる猛者は現れなかったと言う…
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